プログラミング教室などで行われている小中学生向けのプログラミングのやり方について解説しています。プログラミングって何?と思っている人は参考にしてみてください。
プログラミングというとキーボードを使って「英語」をかちゃかちゃか打つというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
コンピューターを動かすには、どのように動けばいいのかをコンピューターにあらかじめ指示しなければなりません。決められた通りにしか動くことができないからです。
この指示(命令)の集まりがプログラムです。
で、プログラムを書くことを、プログラミングと呼んでいます。
ちょっとカッコいい言い方をすると、プログラムのことをコード、プログラミングのことをコーディングと呼んだりもします。呼び方は違いますが、基本的には同じこと。
プログラミングにしてもコーディングにしてもコンピューターにわかるように命令を書くことが必要となります。
この命令を書くのに使うのがプログラミング言語です。
コンピューターには日本語や英語は通じません。
そこで使うのがプログラミング言語です。
プログラミング言語はひとつひとつの単語レベルでは英語が使われていることが多いのですが、文法はプログラミング言語ごとに異なります。もちろん、英語とも違います。
では、プログラムを書くにはプログラミング言語を覚えなければならないのかというと、そんなことはありません。言語を知らなくてもプログラミングできる仕組みがあるからです。
プログラミング言語を知らなくてもプログラムを書くことができる仕組みが「ビジュアルプログラミング」と呼ばれるものです。「ビジュアル」というのは見ることができるといった意味。
何がビジュアル(見ることができる)なのかというと部品です。
プログラムのひとつひとつの要素となる部品がビジュアルだということです。
例えば、ロボットを動かすプログラムを考えてみます。「まっすぐ進む」「右に曲がる」「左に曲がる」といったひとつひとつの動作がプログラムの要素となります。
これをプログラミングするには、「まっすぐ進む」という命令をプログラミング言語で書かなければなりません。この書く作業を自動的にやってくれるのがビジュアルプログラミングです。
ビジュアルプログラミングには、「まっすぐ進む」「右に曲がる」「左に曲がる」といったひとつひとつの動作に対応した部品が画面に表示されます。
これを組み合わせると自動的にプログラムを書いてくれるのがビジュアルプログラミングです。なので、ビジュアルプログラミングでの作業は部品を組み合わせるだけ。
といっても、コレが大切。
目的の場所にロボットを動かすには、「まっすぐ進む」「右に曲がる」「左に曲がる」をどのような順番で組み合わせればいいのかを考えなければなりません。
プログラムを書いているわけではありませんが、プログラミングをしているというわけです。これがビジュアルプログラミングと呼ばれるものです。